2005年10月21日

東京ジャーミイ:モスク@代々木上原

モスクのドームとシャンデリア 中々行く機会がなくて殆ど存在すら忘れていた。日々の忙しさを言い訳に、趣味のイスラムの勉強を忘れていた。
 東京にモスクがある。これを知ったのはいつだったか。存在くらいはご存知の方も居るかもしれない。けれどよほどのことがないと脚を運ぶことがないんじゃなかろうか。今日、ようやく訪れることが出来た。東京ジャーミイだ。

 モスクがあるということしか頭になかったので、まあ行けばちょっとノスタルジックな思ひに浸れるのかなといった期待しかなかった。んだけれども、実際にいってみると、意外に綺麗で大きかった。特に綺麗という言葉がぴったりだ。新しいから綺麗、という綺麗さでなく、美しいから綺麗というほうの綺麗だ。

東京ジャーミイ 代々木上原の駅を下りて、ちょっと迷いつつも何とか周りと明らかに雰囲気の違う建物を発見。そして門の付近にトルコ系と思しきヒゲの男たちを発見。間違いない、ここがモスクだ。だって門のところにアラビア語に混じって「東京ジャーミイ」って書いてあるもん…。
 とりあえず潜入。観光名所ってところでなない。普通に使われているモスクで、相方と二人だけが異教徒ですからどきどきですよ(中に入ると観光客らしき団体さんがいたけど)。とりあえず中のオフィスで談笑しているヒゲの人たちに「すんません、見学したいんですが」と告げる。「どうぞどうぞ」。「写真とってもいいですか(Webサイトには断りいれてね、ってあったので)」「どうぞどうぞ」。…本当にええんかのう。

 礼拝所はお2階にあった(わからんので1階をうろうろしていた)。
 お決まりとして女性はスカーフで頭を覆わなければならない

 礼拝堂の扉をくぐり、眼前に広がったのは美しきイスラムの世界だ。
 「水」の意味を持つブルーのタイル、力強く繊細なキャリグラフィ(お習字?適当な言葉が見つからん。ちなみに自分は「アッラー」の文字しか判別できんのだが)。トルコ様式のモスクということもあり、懐かしい記憶が時間を逆流してよみがえった。久しぶりな、この感じ。圧倒されたのはシャンデリアだ。文字をかたどってできているのだ。これが美しい中央のドームに吊り下げられており、神秘的だ。

 中を見ていると丁度礼拝の時間になったらしく、高らかにコーランの朗誦が響いてきた。イスラム教国ならミナレットに設置された拡声器から怒涛の爆音アザーンが流れるが、近隣を配慮してかそういうことはない。
 どこから流れてくるのかなあと思い、後ろを振り向いたら…
 イター!なんか後ろの人がマイクもってアザーンを熱唱(?)してる!
 はじめて見た。久しぶりに聞いた。しかも、うまい。声の抑揚、伸びといいすばらしい。 うっとりと聞きほれたよ。
 陳腐な表現の連発で申し訳ないが、あの張り詰めた空間にはまさに神が宿っている。しばしヒゲの人たちの礼拝の風景を呆然と眺める。

モスク内部 ああー来てよかった。と余韻に浸っていたら、ヒゲの人のひとりが満面の笑みで話しかけてきた。「何かきいてく?興味ある?質問ある?」ときた。ああ、笑顔…ヒゲ…。聞くきく聞きますききまーす!
 「そう、じゃあ…せんせい、先生〜」ともう一人のひげの人を呼びに行くヒゲの人。
 先生登場。

 「何ですか?」「あ、えーっとモスク内でよくみる、あの棒みたいなのは何か意味あるんですか」から始まった賞味1時間弱の会話。1つの質問に対し先生と呼ばれる男(インド人?)は10分強喋り捲る。基本的に勧誘はない。というよりむしろ冷やかしで入信されても困りますよ、ってところのよう。
 食べ物のことから時間の使い方、色んな話が出来た。
 うーん、もっと色々質問したかった。帰り道にあれも聞いておけばよかったと、そのときになって思い出す。この後は自分でまた勉強するしかないな。

 勝手に自分で解釈しているのが、神様(アッラー)というのは物理法則というかそういう万物の真理であって、有形のものではないんじゃないかと思っているんですが。そういうものならば神様はいる、と思っている次第です。

 ***

 訪問の際はなるべく迷惑の信者の方に迷惑のかからないようにしましょう。礼拝中にフラッシュたいて写真取ってた人いたけど、おいおいって感じでしたよ。
 次はイスラミックセンターにてもいってみるかなあ。丁度世田谷美術館でもイスラム系の博覧会をやっているので、そっちも興味あり。
posted by 煩悩即菩薩 at 20:37 | Comment(4) | TrackBack(0) | 散歩
この記事へのありがたいお説教の数々
勇気あるなあ。俺はちょっと、行けないなあ。
もしかしたら、公安が張っていて、不審な日本人としてマークされたかも・・・ というのは冗談だけど。

イスラム世界は訪れた事ないからわからないけど、文化的には面白そうだ。キリスト教の教会とは建物も中の装飾も音楽も全然違うみたいだし。テロがおさまれば、エジプトとトルコは行ってみたいね。
Posted by ニート1号 at 2005年10月22日 01:40
お久しぶりです。
そういうエキゾチック趣味があったとは知らなかったなぁ。
今、ちょっとまだ表沙汰には出来ない仕事でトルコからチェチェンにかけての資料を漁ってたのですよ。
イスラミックセンターってどんな所? 一緒に行かへん?

>公安が張っていて
んな事言ったら、唯一神又吉イエスこと又吉光雄候補に1500円政治献金して、ちゃっかり記念の領収書までもらってしまった俺はどうなるのでしょう。
Posted by オヲエ英明 at 2005年10月22日 18:07
おおおおお・・・・・。
日本にあるモスク・・・だと、形式上的な感じだと思ってたんだけど、本格的なんだね。

私はイスラム社会のことはよくわからないけど、このモスクがすばらしいことは伝わってきたよ。
イスラム系の音楽って、サッカーの試合観てるとよく流れてるの聞くけど、あれって音程が微妙で音感ないと歌えないよね。。^^;

Posted by たか at 2005年10月22日 21:23
>ニート殿
 大丈夫です、最初はちょっと入りにくいですが。基本はブルーモスクとかに入るのと一緒ですから。

>オヲエさん
 イスラミックセンターは一応本文のリンクに張っていること以外はあまりわかってないです。先生と呼ばれたおっちゃんとの会話にもちょろちょろっと出ていましたけど。(一身上の都合によりこの頃は中々予定が組めないので、一緒はちょっと無理かと思います)

 トルコからチェチェンですか。行くならば気をつけてくださいね。取材にいくならロシア語は覚えておかないといけないでしょうね。バサエフさんとのツーショットが取れたら見せてくださいね。アララト山を見れますねえ。
 あのあたりのことは実は昔から興味があるのですが、まだまだよくわかっていないです。

>たか
 イスラム系の音楽ってふにゃふにゃした響きがする。独特のテンポとメロディだよね。モスクは京都にもあるようです。
Posted by 煩悩即菩薩 at 2005年10月23日 15:39
説教をたれてやる
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