2007年02月12日

マダム・エドワルダ

 ジョルジュ・バタイユの書いた小説、マダム・エドワルダはいわゆる短編集の体をとっている。バタイユの思想を嗅ぎ付け、その死とエロスというテーマに引きつけられ、どんなものかとまずは読んでみた。前回のサルトルと同様、小説から入ってみた。

 非常に不快な内容だった。途中で何度か読むのをやめようかと思った。
 貧乏根性で最後まで読みきった、が、恐らく彼の思想の半分以下もわかっていないと思う。余りにも破廉恥の度が過ぎて、非常にムカつく内容だった。内容的には成人指定があっておかしくないかと思うが、文学という蓑に隠れおおせているのか普通の少年少女も読むことは可能だ。お誕生日プレゼントには偉人の伝記でなく、この本をプレゼントするといいだろう。

 一貫しているのはエロスと死だ。徹底したこのテーマほど、気持ちの悪さを催させるものとは思わなかった。ある程度免疫は付いていると思うのだけど、やられた。死は恐怖だが、エロスもここまでくると恐怖だ。
 ただ捕らえ方によっては奔放にほとばしるエロスなのかもしれない。
 表題作品はまだよいけれど、ページを進めるに従ってどぎつくなる。眼球譚などは最後は神の冒涜だ(神の冒涜という行為を糾弾しているわけではない)。生と死の対がむき出しに交錯する。ポルノではない、細い棒切れで滅多打ちにされるような感覚を覚える。気持ち悪い。

 読んだあとの後味の悪さ。けれども変な魅力がある。
 もう少しこの思想家について知っていこうかと思うけど、本当にそれがつかめるものかどうかは定かではない。
posted by 煩悩即菩薩 at 18:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー
この記事へのありがたいお説教の数々
お久しぶりです。
煩悩即菩薩さんの感想を読んで、
なんだか、読んでみたい衝動にかられました(^^;
Posted by あじゅこ at 2007年02月26日 12:26
 あ、まいどです。
 バタイユは何だかすごいですよ。今他のバタイユの本を読んでいます(本人によるものではないですけど)。解説本の類なのですけど、こういうのを読んでから本作を読むと、ある程度理解の幅が広がるかと思いました。

 とりあえず本作は、荒削りなエロ+死の小説といった感じです。

 かなり読みやすいのでさくっといきますけど、意味のワからなさ、くだらなさというのを体験する可能性も高いです。
Posted by 煩悩即菩薩 at 2007年02月26日 22:41
説教をたれてやる
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