転職でも下のだろうと思ったら、無職になっていた。
妻もいて最近子供もできてというのに、普通ではちょっと考えられない、かもしれない。
ほかの友達も今は独立して一人でのんびりやっている。彼の場合は妻子もいないのでまあいいのかもしれない。二人とも誰でも知っている企業出身者だ。
理由を聞いたら、忙しすぎたしむしろ嫁が辞めろといったから、だとか。嫁が辞めろっていったのが凄い。今後は独立でもするか、適当にゆっくり(ある意味育児休暇だし)して次を探すかなんてことをいっていた。
忙しすぎるのは確かにね。つぶれちゃったら意味ないし。
世の中にはいろんな人がいるから、そういうのでもいい人、仕事で人生という大いなる暇つぶしを燃焼できる人なんてのに過酷なところで働いてもらえばいいわけだし。
しかしまさか彼が辞めるとはねえ。やめるなって無責任なこといってたけど。でもまったくあせってるように見えないし、むしろせいせいしたって感じでまあよかったのだろうなって思った。
みんななんだかんだいって生きてはいけるから、彼の場合は優秀だししっかりしてるので躓くようなこともなかろう。それよりも仲間や同僚がばたばたと倒れていく異常事態に気づいて、自分を見つめなおしたってところに、こいつやっぱり自分を持ってるなと感心した。
もちろん、どこかにうつることばかりがいいことではないけど、愚痴をずっといってたりとか、何かいいことないかなとかいつもぼやいてる、そういう受動的なものでは決してないから。
後はこの不景気。彼にはうまく行ってほしいねえ。どんなのが彼が望んでいるやり方なのか。また楽しみが増えた。